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通常、何かのビジネスをするとき、最初に投資したお金が何年で回収できるのかが重要です。
例えば、開業費が400万円で、年間の営業利益が80万円の場合、投資収益率は20%となります。回収期間は5年で、いわゆる5年で元をとる形です。 投資回収期間を3年に設定すると、その場合、投資収益率は33%以上なければならないことになり、日本ではなかなか難しいことです。 3年で投資資金が回収できるとすれば、かなり優秀なビジネスであり、1年で回収できると謳っているビジネスは逆に眉唾であるとさえ認識されます。 さて、タイの金貸しビジネスの話です。 なんと金利は月利20%です。 年利じゃありません、月利です。 1万円貸すと次の月に2000円増えて返ってくるのです。 6ヶ月後に2万円になって返ってきます。 なんと資本回収期間6ヶ月!!!! こんなビジネス他にありません、絶対。 いったい誰がどこで貸しているのか気になるところだと思います。 貸しているのはただの個人です。 そして借りているのは市場でお店を出している売り子です。 実は借り手は様々です。 基本的には金の無いタイ人であれば誰でも対象になります。 ただし、市場というのは貸し手にメリットがあります。 それは ・あちこちお金を回収にいかなくても市場内で完結できる という至極当然のメリットです。 複数の人間に貸すのですが、貸し手が銀行にお金を振り込んでくれたりすることはありません。全部自分の足を使って回収に行くのです。 だから、貸し手が一箇所に集まっていたほうが効率が良いのです。 これは私のごく身近にいるタイ人が実際にこれで食べているので間違いありません。 というか、この金貸しで食べているタイ人はタイ全土で相当な人数に上ると考えています。 いったいタイ人は何を考えてこんな高利の金貸しからお金を借りないといけないのでしょう?その答えは「それがタイ人だから」です。 タイ人は常にお金に困っています。 計画性はまったく無いので、少ない給料を計画的につかうという高度な技を身につけていません。そしてギャンブル好きです(^^ 仮に計画的に少ない給料を少しずつ使っていたとしても、ちょっと臨時の支出があるともう足りません。バイクが故障した、子供が病気、トイレが壊れた。 臨時の支出要素は山の様にあります。 そして、タイ人は困ったとき、まず知り合いに頼るわけですが、基本的に知り合いもお金がありません。さあ困った、どうしよう。 ・・・といった感じで困ってるタイ人が国内に山の様に存在しています。 借りる側も10万バーツ借りて来月12万バーツ返せといわれたら、「それは不可能だ」と答えますが、1000バーツ借りて来月1200バーツ返せといわれた、「わかった」といいます。 それくらいなら返せそうな気がするからです。 つまり、貸し手も相手の収入を考えて、特に市場の人間が相手の場合は小額を貸し出すことになります。 そして毎日回収です。 例えばあるタイ人に3000バーツ貸し出すとすると、夕方市場に行きます。 お店の売り上げから120バーツ回収します。6000バーツ貸したとすると240バーツ回収します。 毎日回収に行くのが重要です。 月末に3600バーツ取り立てにいっても、99%返ってきません。 そんな計画性があるタイ人は、最初からお金なんて借りないからです。 お店の売り上げから毎日少しずつ回収するのが重要です。 例えば1人に5000バーツ貸し出すとして、10人で5万バーツ、20人で10万バーツです。 10万バーツ投資すると1ヵ月後に2万バーツの利益になります。労働内容は「お金の回収」だけです。 相手に幾ら貸し出すかというのは、相手の身分によります。 例えば単なる市場の売り子であれば5000バーツまで、個人経営の小さな料理屋のオーナーであれば、1万バーツから2万バーツ、車を持っていて、何らかの資産がある場合は10万バーツくらい貸し出す場合もあります。 高額になる場合は、それなりに信頼の置ける借り手のはずなので毎日回収ではなく、週に1回の回収だったりもします。 こういった場合は、たいていは顔なじみだったり、知り合いの人間の顔なじみから話が来ることが多いです。 そして、高額なお金を借りたい場合に圧倒的に多い理由が「ギャンブル」です(^^ 十分裕福に暮らせる収入がありながら、全部ギャンブルに使ってしまうタイ人の多いこと! これで身を滅ぼすタイ人は数え切れません。 ちなみに、金額が高額になると、身分証明書をコピーし、車なりの担保を取ります。契約書も作成します。 月利20%の契約書なんて作成できるのかって思いますよね? まったく問題ありません。 だって契約書には3%って記載されていますから。 こんな良いことばかりに思える金貸しビジネスにもやはり欠点はあります。 一番多いのは、貸した金の焦げ付きです。 市場の売り子なんてある日突然いなくなってもおかしくありません。 (だからこそ、小額貸し出し、毎日回収です) そして高額貸し出しの場合も、実は他の借り手からも借りていたというパターンも多々あり、返せなくなることもあります。 逃げ出しちゃって連絡が取れないこともあるそうです。 奥さんがギャンブルに嵌って、お金を借りたまま逃げ出したのでダンナのところにいったら「あんなヤツのことは知らん!」と拒否されたこともあるそうです。 困りましたね。どうしたら良いのでしょう? 答えは「権力」です。 この貸し手は身内にその辺り一体で顔の利くマフィアがいたので、彼に出動してもらいました。タイでは最終的に「権力」で話が決着するパターンが多いのです。 ちなみに、タイのマフィアといっても色々あると思いますが、普通のマフィアは普通のおっさんです。日本のヤクザとは全然違います。 私は2人知っていますが、2人とも元警察官だそうです。なぜ元警察官なのかはわかりませんが、色々とあるのでしょう。 ちなみに、2人とも普通に会社員として働いています。 職業はマフィアではありません。 そうなるとタイ語でいうマフィアとはわれわれの認識とは多少異なるのかもしれませんね。 かなり長くなりましたが、この月利20%という超効率的投資回収ビジネスのポイントを纏めると ・相手の支払い能力を見極める目を持っていること。 ・高額の貸し出しの場合は情報収集能力が重要(他の人間からも借りているか?) ・権力をバックにしているとベター 以上のことから、外国人が参入できる余地は1%もありません。残念ですね。 どうしてもやりたい人は身近のタイ人を介してするしかありません。 ただし、他県からバンコクにやってきたばかりで、こちらに何のコネクションも無いタイ人の場合はかなり不利な状況からのスタートになりますのでご注意を。 というか、これは違法です! 外国人は決して真似をしないようにしてください。 PR
早速ネタも尽きかけてきたので、タイ人のビジネスについて書いてみます。
タイ人は自分でビジネスするのが大好きである。 タイは日本のように会社の利益分配が公平ではないので、従業員として働いていても全然儲からない。 大きな会社は知らないが、私の知っているごく小さな会社(従業員10人以下)について考えてみると、社長(経営者)の利益に対する取り分はだいたい7割から8割である! 取り過ぎの様にも思えるのだけれど、そこは小さな会社の社長としての面倒な責任もあります。つまり、従業員の面倒をみてやらなくてはいけないのです。 病気であれば病院の治療費を払ってやったり、親に不幸があれば葬式代を出してあげたりするのです。 なんでそんなことをするかと言えば、従業員にはお金がないから(^^ つまり、普段は安い賃金で働いてもらっているけど、困ったときには助けてあげる、という暗黙の了解があって、従業員に対して 『面倒見の良い親分だ』 と常に思わせておく必要があり、これをやらないと従業員は去ってしまうので、必然的にどこも小さな会社はそうなっているのです。 そして経営者は常にリスクも負っています。儲けもでかいけど、損をすることもあり、それなりの投資金が必要となります(これは私の知っている知り合いの会社のビジネスの場合ですが)。 ここで言いたいのは、タイで従業員として働いていても大きく儲けることは非常に難しいという現実と背景があって、だからタイ人は自分でなんらかのビジネスをやりたがる、ということです。 前置きが長くなりましたが、私の知っているタイ人がやっているビジネスの中で、もっとも効率が良いと感じたビジネスがあります。 それは金貸し業です。 なんと月利20%! ・・・続く |
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